ジャガイモの発送まで(2)---風乾;きたあかりの欠点ーー
ジャガイモの発送までの話で、最初の手続きの”風乾”が落ちていました。
<風乾> 「自然乾燥することをさして言う言葉かな?」と私は解釈しています。
畑から運ばれたジャガイモを数日間、保管して、地中にいた状態から、地上生活に落ち着かせるための 1)乾燥 2)温度 管理というものかな?と思います。
まず、小屋の土間を整頓して広く清潔にし、”むしろ”= 稲藁で編んだ”畳一畳サイズ”の絨毯のようなものを広げます。
”むしろ”は、芋を運搬してきた箱から、ころころ転がり落とす時のショックを和らげ、芋が腐敗した時に発生する水分の吸収をしてくれ、さらに、付いてきた畑の泥も集めやすいという”優れもの”です。
「男爵芋」は、厚さ30cm位の層にして積み上げていても、蒸れて腐敗すると言う率は低いですが、「きたあかり」は、蒸れやすく、腐敗し易いタイプだと感じました。
< 「きたあかり」を栽培した場合は、<風乾>に気をつけなくてはいけない!>
積み上げる厚さをできる限り低くして、(広い乾燥場所が必要!)一週間程度、様子を見る必要があります。 大型扇風機で風を送る方が良いかもしれない。
「きたあかり」が「男爵」よりも高価に設定されているのは、品種が新しく、美味なことだけではなく、その管理方法に原因があり、手間ひまがかかることから来ているのだと感じました。 ※ 無造作に出荷すれば、箱詰めされてからの”腐敗”発生が頻繁に起こることになります。
「きたあかり」は、高温と蒸れが大敵です。お家に配達されてきたら、涼しい所に広げておく必要があります。
40個前後の数の中で1,2個の腐敗でしょうが、”ジャガイモの腐敗する臭い”が強烈なので、驚く方が出てくると思います。
また、泡のような、乾くと黒ずんだ粘液が臭いを撒き散らすので、「嫌われ者」です。
「黒ずんだ粘液」は、周囲のイモの腐敗を促しますので、周囲のイモが、粘液にまみれた場合は、捨てるか?水洗い後早急に食べるか?水洗いせずに乾燥後、皮剥きをして食べるか?判断しましょう!
私的には、乾かしてからのんびり食べます。(出来れば、1,2週間の間に食べます。)
( 皮を剥いて、中が正常であれば良しとして食べます。)
洗うのは、臭いが鼻にき易いし、、1,2日の間に食べ切るには、生産者として、たくさんのイモが有り過ぎるからですけれどねぇ、、。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー う、ううーーん!
来年は、キタアカリを作付けするのを止めようか?
でも、美味しいから、風乾する場所を確保できるように動くべきか?
悩むナァ!
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