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ファーム・奥能登 ~徒然日記~
農作業の苦労話や作業日誌、お得情報などをご紹介しています

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玄蕎麦の値段?---農婦の小遣い稼ぎ程度?--

玄蕎麦とは、そば粉になっていない、殻付きの蕎麦をいいます。

畑から刈り取られたソバは、どのようにしてそば粉になっていくのかをまず、紹介しましょう!

(1) 茎葉付きの植物としての蕎麦は、私共では、鎌で刈り取ってワラ(稲の茎葉)で直径10cm位の大きさの束にします。(IAさんが担当してくれました。)

(2) 2つの束を集めて、上部三分の一位で、もう一度括ります。(私の担当です。)

(3) 畑の中から、(2)で括った束を集めて、搬送機に載せ、軽トラまで運びます。

(4) 軽トラでハサザオまで運び、荷台の上に乗って、ハサザオに掛けていきます。(10月末)

(5) 約二反(20a)の畑から、蕎麦を刈り取るのに、合計5人分の人件費を支払いました。

(6) 天候との相談ですが、、、11月後半になって、小屋に取り込みます。(軽トラで3回搬送)

(7) 日本酒6本入りの強化プラスチック箱を動かないように石臼の重しをして、、蕎麦の束を箱に叩きつけます。(人力です。)(土埃で頭と口が白くなるのを防ぐために白いスカーフでしっかり顔を包みます。)

(8) 集まった山には、枯葉や、小さな茎が混じって、大変な嵩です。

(9) 直径1,5~2,0cmの穴が格子になった篩で、枯葉を取り除きます。

(10) 直径2~3mmの小孔の篩で、土を取り除けます。

(11) こうしてできた山をスコップで掬って、とうみに掛けること二回!

(12) ほぼ、きれいな玄蕎麦ができました。1斗缶で計ってみます。

(13) 乾燥が不十分との指摘を受けて、お天気を見計らって、10時から14時までシートに広げて、熊手で混ぜます。

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都合、6人前の人件費(私の分は含まれていません。)をかけましたが、、、次年度のタネ用の玄蕎麦を2斗、取り除けただけで、、、残り全量売り払って、3万3千円でした。

赤字 = 足が出ました!”

家族が手伝って(人件費を支払わずにと、言う意味で)、一週間かけてのんびり仕上げたら、少し嬉しい金額でしたでしょうか?

つくづく、「アカンナァ!」と思いました

海外の安い玄蕎麦、もしくは、北海道などで行なわれる、大規模生産でなければ、採算が取れないという現状は、日本の農業のすべてに通じる問題点です。

農家の小母ちゃん達の小遣い稼ぎ」と、製粉業者のHaさんが表現しましたが、男達が本気で参入できない現状を認めていては、「地場産の蕎麦つくり」も危ないのではないかと心配をしてしまうのです。

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寒いシーズンに、黙々と働く小母ちゃん達の姿は、5年後、10年後、存在するだろうか?

(現代の若い人には、黙々、辛抱して、、、という姿を連想し難いのですが、、。)

また、
玄蕎麦を粉にするまでにも、何工程かあり、手作業で黙々、背中を丸めてやってくれる師匠の痛む背骨を想うと、辛いものがあります。

あまり、機械化しないで頑張っているお年寄りが欠けてゆくと、「門前蕎麦まつり」自体が消えるのではなかろうかと心配です。

ボランティアでやっているようなもので、、、儲けが無いというより、足が出ている!」という悲鳴にも似た状況では、事業は継続不可能な日がやってきます。
※ 関係者は、経費の見直し、後継者作りなど意識的にスタートしなければ拙いと想うこの頃です。

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地場産、産地直送、道の駅、マイ農家などと、取り上げられる言葉は違いますが、中身は、”温かみの感じられる、田舎の味”を求めている「都会育ち」が購入を求めているのです。送料込みの値段は、決してお安くはありません。

だから、時折、嬉しく手に入る味が、都会人の心をワクワクさせるのです。

安ければ嬉しいけれど、、犠牲を払っての安さは求めていません

来年も、再来年も、季節になったら送り届けて欲しい

<そして、はっきり言って、>

日本全国の小農家が、作物を作ること自体が”アホらしく”思えるような日が来れば、、、日本の農業は終わりで、、、日本人は、高騰した外国産の農作物を買わざるを得なくなるのでしょう。

農作業のイロハも知らない、人々が、食うに食われず、仕方なく古典的な道具から、農作業に手を染める時代がやってくるのではなかろうかと心配です。

荒れ果てた土地の開墾!---
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白い花の下に、白い実がーーーソバの空間争い--

10月11日(月;祝日) 帰阪前に、蕎麦畑へ行って、1本、根の側から切ってつくづくと見ました。

白い花だけと遠目で見えていたものが、花の下に白い蕎麦の実が付いています。

花と実と、、、紛らわしいけれど、花がたっぷり付いているように見えるほど、実もいっぱい付いているのですね。

畑には、花粉を取り持つ、小さな虫達がぶんぶん飛び回っています。
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ところで、

蕎麦のタネを蒔くのに、畝と通路を用意した方が良いのだと、今年納得しました

私は、これまで時間が無いので、

蕎麦の種蒔きは畝無しの、ばら撒き」でした。

畑に勾配があるので、休耕田に比べると、排水の心配はほとんど無い!と信じていました。

畝と通路があれば、かえって、通路の雑草の始末に気を使うだろうと、畝作りには消極的でした

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しかし、

畝と通路が有る」 = ソバの生育の為に有効 であって、、、水捌け、排水が問題ではなかったのです

今年、製粉所のHaさんの助言があってから、二枚目の畑には畝、通路を作って、タネを蒔きました。

二枚の畑を見比べると、一目瞭然に畝、通路を作る方が良いと分りました

”ばら撒き”型の畑は、蒔き落としが空白地となって目立っています。
(きちんと、全面積にタネを蒔いたつもりでしたのに、、、。)(冷汗)
空白地の雑草を刈りに分け入ると、空白地目指してソバが大きく育っていました。

”畝と通路”型の畑は、通路にまで光を求めて葉を伸ばしたソバが通路を埋め尽くしています

1本のソバが、枝分かれして大きくなるには、当然、伸びれる空間が必要です

すぐ横に、通路がある場合は、そこに向かっていきます。
(人から見た通路は、そばにとっては光の豊富な空間で、めったと人が通らない通路は、完全にソバに無視されて、ソバのせり出せる区域になっています。)

結局、畑は、まるで通路が無かったようにソバが繁茂しています。

光に恵まれる場所は、1本の芽から10本の枝別れした、ソバの大株が完成していました。

それには、沢山の白い花が咲き、白い実がたわわに着いています。

つまり、

タネは、まばらに蒔く方が良い。1反に4kgのタネで充分だよ

という助言はその通りだったのです。

蕎麦の刈り取りは?---タネ蒔きから65日?--

2010年(今年)、8月10日に蕎麦のタネ蒔きをしました。

この日から数えて65日目といえば、、、10月14日かぁ!

タネ蒔きから35日目頃に開花?---9月13日あたり?(そう言えば、咲き始めていたなぁ!)
いや、1,2日早かったかもしれない、、。)

蕎麦の花は、茎の下部から咲き始め、、、順に、上の方へと咲き続けていくので、尖ったタネの色が黒くなるのも茎の下のほうからだんだん上の方へと進みます。

このタネの色が黒くなる量を、1本の茎全体に着いたタネを分母に、黒くなったタネの量分子に計算した時の価を、”黒化率”と呼ぶそうです。65%で刈り取りOK!と書いておられたブログがありました。

茎の半分が黒くなれば刈り取って良いんだよ!」

って教えていただいたことを思い出します。

「全部が黒くなるまで待つと、下のほうから順に、ボロボロ地面に落ちていってしまうし、天日干ししている間にも、どんどん熟していくから、茎の上部がまだ青いからと心配することは無いんだよ!」 

細かく教えていただいたことを、幾つかのブログで再確認していました。

ハサザオ”に干して、茎がカリカリに乾けば、ビール瓶を詰めるケースを利用しての”ソバ叩き”。

(ここで、降雨をできるだけ避けるように、ハサザオにビニールシートを屋根型に張る。)

できるだけ、10月末か、11月初旬までに作業完了したいものです

今年の長期予報は、12月は寒い雪が降り始める、雨の多いという予報です。
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去年も12月は寒くて、畑にはもう、私共数人を除いて村人の姿はありませんでした

11月末の雪降る中を、痛む膝を我慢して、、、

みぞれ降る中、娘と私とI,Aさんと4人で

ソバ刈りをしたことを思い出します。

(今は、涙、なみだの心境で思い出します。)

自分で蒔いたタネとは言え、”私の無知故の、大いなる迷惑をかけたことをここでも思わずにはいられません

それぞれの土地の、言い伝えをしっかり聞いて、遅い方に合わせずはやめ早めに済まして、冬をゆったり自宅で迎えられるようにしようと臍をかんだことでした。            

連作を嫌う蕎麦!---次はどの畑に?--

蕎麦の収穫後に出る残った茎葉は、田んぼに鋤き込む材料として、稲作農家に喜ばれます

腐り易く、カリウム分に富んでいる”からだと思います。

逆に言えば、蕎麦の耕作地から、カリウム分を抜き取ってしまうとも言えます。

続けて、同じ畑に蒔いてはいけませんよ!」Haさんの、助言の最後がこれでした。

ところで
「 蕎麦は痩せた土地を好む。」からと、長年放棄していた畑に蕎麦を蒔いた隣人がいました。

しかし、あまりにも出来が悪くて、、、収獲すら諦めて放置し、、元の放棄地に戻してしまった例を、私は見ました。

蕎麦は、それなりに耕作されている土地を好むのだと思います。

今年蒔いた畑は、1) じゃがいも 2) タマネギ 3)緑肥 4) じゃがいも 5)蕎麦 の順で5年目を過ごしています。 4)と5)の間は、雑草を鋤き込んでいるだけで、、、せっかくの春から夏にかけても植えつけずにいるので「由美ちゃん、あんたぁ、あの畑を使わないのかい?」と質問される有様でした。

「いえ、蕎麦を植える予定です!」

一年間で、蕎麦だけかい?と思われたことと推察します。

※ 土地の人々は、ジャガイモを植えつける前の、”春先の雑草を抑える”目的で「 蕎麦を蒔く」という説も出てきます。
(早春の畑の雑草を、座り込むようにして黙々と、雑草引きに日がな一日、かかっている姿を良く見かけます。早春の晴天の日は、あっという間に変化して、、、雨降りに変わるからジャガイモの植え付けは、延びに延びて、、、今年は特に多くの村人が難儀しました。蕎麦は雑草を抑えるので、少しは楽になるのかもしれません。)

また、
一枚、一枚の畑の” 癖 ”を思うと、次、どの畑に蕎麦を蒔こうか?と悩みます。

トラクターの歯が、自動で上に上がってくる畑の下には、「ガレ」(40kgばかりの石まがいのガレが顔を出してきたりします。)玉砂利がざらざら出てくる畑もあります。

蕎麦が良いか?菜種を蒔いてみようか

販路が確立されていないものを作るのは大変だということは「小麦の植え付け」で充分すぎる位、体験しました。

ちょっと広すぎる40aの畑を眺めながら、迷いは続きます。

雑草が、人の背丈位に伸びるようになってきたことを喜びながら、これに立ち向かう気力があるか?と思わずにはいられません。(痩せた畑には、雑草も、もう一つの勢いで、、、雑草の育ち方で畑の地力が想像されます。)

美味しい蕎麦ーーー人々の話からーー

<Haさんの話>

昔、佐渡に美味しい蕎麦があったのだが、作る人が居なくなって、廃れてしまったという

能登半島の小さな村々のおばあさん達が、自家用に、各家々に伝えられてきたという蕎麦の中には、佐渡と同じ系統の蕎麦が残っている可能性がある

潮風が吹き付ける土地の蕎麦には、味が濃いものが多い

ぜひ、今年も植えつけてみてほしい!(時々、畑を見せて欲しいくらいです。)

<Huさんの話>

貴女の持ってこられた蕎麦は、「中粒種」ですね。

蕎麦は、「小粒」の方が味が良いと世間で言われています。良かったら、国産種の小粒種を集めてあげますよ。」(小麦粉の製粉の件で知り合えた岡山県の製粉業者さんです。)

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<田舎の”蕎麦の師匠”>
「 これは長年、自分のとこで蒔いて来た蕎麦だよ。小粒の方が味が良いと言う話は聴いているけれどねぇ、、。」と今回、私に話をしてくれました。

<田舎のJA(農協)配達員の小父さん>
原産国”アメリカ”と記入された蕎麦の種袋を、「金沢の問屋から送られてきた蕎麦タネや。」って配達していました。
私は、その時、蕎麦の師匠が不在でしたので、かなり、迷っていました。
「折角、畑を用意したのに、、、今年蕎麦を蒔けないかもしれない。ここは、我慢してJAに注文する方が確実だろうか?」と、、。
が、、、、
師匠が「渡せる蕎麦タネはもう、残っていない。」というまで、諦めずに待つことにしました。

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原産国アメリカ」の蕎麦タネという、表示には驚きましたが、海外からの輸入された蕎麦を利用して製粉しないと、2009年度はかなり酷い不作の年」だったので、皆様に蕎麦粉をお渡しすることが出来ない、、という案内状を、貰った事を思い出しました。

国産の蕎麦の植え付け量が、日本国内の消費量よりも少ないと言う事実を、そこではっきり認識しました。

これまで私は、蕎麦タネの由来まで知らずにというか、聞かずに無造作に蕎麦の師匠から分けて貰った奥能登の蕎麦」を植えつけてきましたが、福井市の蕎麦製粉所として有名な会社のHaさんの話を聞いてから、関心を示された「奥能登の蕎麦を、意識して、気合を入れて、用意したいと考えるようになり、
蕎麦の師匠からのタネのお陰様で、今年は、少し多めに蒔くことまでも出来ました

こういう、Haさんのお話が聞けずにいたら、「国産で、小粒種」であれば、国内のどこかの地域の「蕎麦タネ」をHuさんから取り寄せて蒔いていたと思います。
うっかりすると、「蕎麦タネを無くしたので、アメリカ産の種でも良いや」って、JAに注文していたかもしれません。蕎麦の師匠が畑から帰ってくるのを、焦りながらも木陰で待ち続けて「待望の蕎麦タネ」を手に入れることができたのは、めったとない幸運だったと、今も嬉しく思います。

※ 蕎麦の師匠と、Haさんに渡す量を考えて、植え付け面積を少し増やしました。※

蒔き方に気をつけて、薄めにバラ蒔きました。

(Haさんは、10aには4Kgのタネで良いので、、、、列の数に合わせた小袋を用意して、タネを均等になるように出来るだけ薄めに蒔くべきです。---と蒔き方まで指導してくれました。)

時間が無いので、小袋は用意しませんでしたが、それなりに気を使って蒔きました。

日本でも数少ない、美味しい奥能登の蕎麦”という折り紙をつけて貰えるよう、育てていきたいと思います。



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